【初期・中期・後期別】赤ちゃんの離乳食の進め方|与えるときの注意点も
「そろそろ離乳食始めなきゃ!」
初めてだと離乳食の進め方がわからないと困りますよね。
実は、月齢によって離乳食の量や形状が違います。
本記事では、赤ちゃんの離乳食の進め方と与える時の注意点を紹介します。
初めて赤ちゃんに離乳食を与える新米ママさんは、ぜひ参考にしてくださいね。
【初期(5〜6ヶ月ごろ)】赤ちゃんの離乳食の進め方
離乳食初期はどのように進めていけば良いのでしょうか?
主な進め方は以下の通りです。
- まずは1日1回から始めよう
- 離乳食の量や食材の増やし方
- 離乳食の形状
詳しく説明します。
まずは1日1回から始めよう
離乳食を初めて食べる生後5〜6ヶ月ごろは、1日1回から始めましょう。
最初は母乳やミルクとの併用で食べる練習が目的なので、たくさん与える必要はありません。
離乳食を与える時間を決めてリズムを作ってあげることが大切です。
例えば以下のタイムスケジュールで行うとスムーズに行えます。
- 朝6〜7時頃…ミルク(母乳)
- 【1回目】午前10時頃…ミルク(母乳)と離乳食
- 午後2時頃…ミルク(母乳)
- その後2〜3時間おきにミルク(母乳)を与える
だいたい、離乳食を始めてから1ヶ月くらいまで上記のようなスケジュールで与え、慣れてきたら徐々に離乳食の量を増やしていきましょう。
離乳食の量や食材の増やし方
離乳食は少しずつ量や食材を増やしながら与えていくことが大切です。
最初は、10倍がゆをすりつぶして滑らかにしたものから始めます。
その後慣れてきたら、野菜や豆腐、白身魚などをペースト状にしたものを与えましょう。
具体的な量や食材の増やし方は以下の通りです。
日数 | 食材/量 |
1〜2日目 | 10倍がゆ(小さじ1) |
3〜4日目 | 10倍がゆ(小さじ2) |
5〜6日目 | 10倍がゆ(小さじ3) |
7〜10日目 | 10倍がゆ(小さじ4)+野菜ペースト(小さじ1) |
11〜15日目 | 10倍がゆ(小さじ5)+野菜ペースト(小さじ2)+豆腐・魚ペースト(小さじ1) |
16〜25日 | 10倍がゆ(小さじ6)+野菜ペースト(小さじ3)+豆腐・魚ペースト(小さじ2) |
26〜30日 | 10倍がゆ(約30g)+野菜ペースト(約15g)+豆腐・魚ペースト(約5〜10g) |
上記の表に示した量はあくまでも目安なので、赤ちゃんの様子を見ながら無理せず食べさせてあげましょう。
(参考サイト:わこちゃんカフェ)
離乳食の形状
離乳食初期の赤ちゃんは歯が生えていない場合が多く、消化機能も整っていないので、大人と同じような形状ではいけません。
必ず食材はしっかり火を通し、すりつぶしてヨーグルトくらい滑らかになるようにすることが大切です。
例えばおかゆならば、米と水が1:10の割合の「10倍がゆ」、人参や魚はお湯やだし汁などで煮て滑らかにすりつぶします。
固さがわからない場合は、裏ごししたベビーフードを参考にすると良いでしょう。
【中期(7〜8ヶ月ごろ)】赤ちゃんの離乳食の進め方
離乳食中期はどのように進めていけば良いのでしょうか。
進め方のポイントは次の3つです。
- 離乳食を1日2回に増やそう
- 離乳食の量の目安
- 離乳食の形状
詳しく説明します。
離乳食を1日2回に増やそう
離乳食中期では、離乳食の回数を1日2回に増やしてみましょう。
生後7〜8ヶ月になると様々な味や舌触りを楽しめるようになります。
徐々に離乳食からとる栄養の割合が増えてくるので、タンパク質や鉄分が豊富な食材を取り入れることも大切です。
進め方の例として、以下のタイムスケジュールが挙げられます。
- 朝6時…ミルク(母乳)
- 【1回目】午前10時…離乳食とミルク(母乳)
- 午後2時…ミルク(母乳)
- 【2回目】午後6時…離乳食とミルク(母乳)
- 午後10時…ミルク(母乳)
(参考サイト:わこちゃんカフェ)
上記のタイムスケジュール以外にも、果汁を与えることも可能です。
ただし果汁を与える場合は、ミルクや母乳、離乳食に影響がないように注意してあげるようにしましょう。
離乳食の量の目安
離乳食中期に入ると舌を使ってモグモグと食べられる子も多いので、1回の量も離乳食初期より増えてきます。
1回に食べられる量は以下の通りです。
- 7〜5倍がゆ…50〜80g
- パンがゆ…15〜20g
- 野菜・果物…20〜30g
- 魚(白身魚)・肉…10〜15g
- 豆腐…30〜40g
魚や豆腐などのタンパク質の離乳食は1回につき1品を与えるようにしましょう。
(参考サイト:わこちゃんカフェ)
離乳食の形状
離乳食中期の離乳食の形状は、口を動かして舌でつぶ感を楽しみながら食べるので、指で潰せるくらいで少し粒が残る柔らかさが望ましいです。
食材別の形状は以下の通りです。
- おかゆ…5倍がゆ
- 豆腐や魚などのタンパク質の食材…2〜3mmのみじん切り
- 野菜・果物…荒いすりおろしや2〜3mmのみじん切り
食材によっては柔らかくしてもパサついて食べづらいこともあるので、片栗粉でとろみをつけてあげると食べやすくなります。
(参考サイト:ベビーカレンダー)
【後期(9〜11ヶ月ごろ)】赤ちゃんの離乳食の進め方
離乳食後期はどのように進めれば良いのでしょうか?
進め方のポイントは3つあります。
- 離乳食を1日3回に増やそう
- 離乳食の量の目安
- 離乳食の形状
詳しく説明します。
離乳食を1日3回に増やそう
生後9〜11ヶ月になると離乳食後期となるので、1日3回を目安に離乳食を増やしてあげましょう。
この頃は、食べ物に興味を持ってしっかり口を動かして食べられるようになるので、しっかり食事のリズムをつけることが大切です。
具体的な進め方は以下の通りです。
- 朝6時…母乳
- 【1回目】午前10時…離乳食+フォローアップミルク
- 【2回目】午後2時…離乳食+フォローアップミルク
- 【3回目】午後6時…離乳食+フォローアップミルク
- 午後10時…母乳
離乳食を食べ終えた後は、フォローアップミルクを与え、母乳は赤ちゃんが欲しがるときに飲ませると良いでしょう。
(参考サイト:わこちゃんカフェ)
離乳食の量の目安
離乳食後期では離乳食が中心となってくるので、量の目安として離乳食中期よりも多めに与えましょう。
離乳食後期の量の目安は以下の通りです。
- 5倍がゆ〜軟飯…子ども茶碗に軽く1杯程度
- 野菜・果物…30〜40g
【タンパク質】
- 魚・肉…15g
- 豆腐…大さじ3程度
- 卵…全卵1/2程度
- 乳製品…80g
1回の食事でおかゆの他にタンパク質の食材を入れる場合は、上記のいずれかの1品を与えるようにしましょう。
(参考サイト:わこちゃんカフェ)
離乳食の形状
離乳食後期で食べる時の形状は、歯茎で潰せるくらいの固さが適切です。
柔らか過ぎたり固過ぎたりすると丸呑みをしてしまうこともあるので、完熟したバナナ程度の固さになるように作っていきましょう。
離乳食の進め方の注意点
離乳食を進める上でどんなことに気をつければ良いのでしょうか?
主な注意点は以下の3つです。
- 新しい食材は平日の午前中に試す
- 新しい食材を与えるのは1日1つまで
- 無理に食べさせず赤ちゃんのペースに合わせて
それぞれ詳しく解説していきます。
新しい食材は平日の午前中に試す
離乳食で新しい食材を試す場合は、平日の午前中に食べさせるようにしましょう。
新しい食材を食べてアレルギーなどを発症した場合、病院に行って受診しなければなりません。
特に卵や小麦などを初めて与えるときは注意が必要です。
平日の午後や休日では受診ができないこともあり、命に関わってしまうことも。
新しい食材は、もし体調が悪くなっても緊急で受診が可能な平日の午前中に試すようにしましょう。
新しい食材を与えるのは1日1つまで
離乳食を進める注意点の一つとして、新しい食材を与えるのは1日1つまでにすることが必須です。
その理由として2つ挙げられます。
まず1つ目に、今まで食べたことのない食材は、赤ちゃんにとって初めて体験する味。
1日1種類であれば、食材の味や舌触りをしっかり確認できます。
2つ目に新しい食材が赤ちゃんの体に合わず万一アレルギーを発症してしまった場合、1つだけなら原因となる食材を特定しやすくなります。
新しい食材を与えることは、味覚を育てるためにも大切な食体験です。
安心・安全な与え方で進めていきましょう。
無理に食べさせず赤ちゃんのペースに合わせて
離乳食を進めるときは、無理に食べさせず赤ちゃんのペースに合わせて進めていきましょう。
大人でも食べたくないときがあるように、赤ちゃんも体調や気分によって食欲が変わります。
無理に食べさせてしまうと食事が嫌になってしまうことも。
焦らず見守りながら進めていくことが大切です。
まとめ
初めての赤ちゃんが離乳食の時期になってとても嬉しいですが、新米ママにとってはどうやって進めていけばいいのかわからないことも。
月齢によって食べる量や離乳食の形状が異なるため、しっかり把握しておくことが必要です。
本記事では、赤ちゃんの離乳食の進め方と与えるときの注意点を紹介しました。
月齢ごとに詳しく紹介しているので、赤ちゃんに初めて離乳食を与える方は、本記事を参考に正しい進め方で離乳食を赤ちゃんにあげてくださいね。
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