加湿器をつけっぱなしにしても良い?注意点や気になる電気代を紹介
「暖房をつけると部屋が乾燥するんだよね……」
だからといって、ずっと加湿器をつけっぱなしにして良いのか迷いますよね。
基本的につけっぱなしは問題ないのですが、条件によっては危険なリスクも。
本記事では、加湿器をつけっぱなしにした時の注意点や電気代を紹介します。
加湿器のつけっぱなしが気になる方は、参考にしてくださいね。
加湿器をつけっぱなしにしても良い?
乾燥した部屋で加湿器をつけっぱなしにしても良いのでしょうか?
正しい使い方は以下の通りです。
- 日中はつけっぱなしでもOK
- 寝ている間は消した方が良い
それぞれを詳しく説明します。
日中はつけっぱなしでもOK
日中ならば加湿器をつけっぱなしにしても問題はありません。
加湿器の転倒やタンクの水不足、加湿のし過ぎにもすぐに気づいて対処ができるからです。
タンクの水不足や転倒になったときに自動停止する機能があれば、さらに安心して使えます。
また、エアコンの暖房と同時に使う場合も加湿のし過ぎで部屋が水浸しになるのを防ぐので安心です。
乾燥が気になる日の日中は、積極的に加湿器をつけることをおすすめします。
寝ている間は消した方が良い
日中はつけっぱなしでも構いませんが、寝ている間は消しておくのが良いでしょう。
寝ている間は人の目が行き届きません。
そのため、つけっぱなしにすると湿度が上がりすぎてカビの原因になります。
また、以下の加湿器を使った場合は火災の危険があるので注意しましょう。
- 古いもの:機械の劣化、安全装置の不装備
- 海外製のもの:安全装置の装備が不明、安価の部品で製造するため劣化が早い
- 激安のもの:安全装置がついていないものもある
上記に該当しない加湿器ならば、つけっぱなしでも火事にはなりませんが、念のため就寝時のつけっぱなしはしない方が無難です。
加湿器を夜につけっぱなしにするときの注意点
夜に加湿器をつけっぱなしにする場合、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?
主な注意点は3つあります。
- 暖房も一緒につける
- 水がなくなると自動的に電源が落ちる加湿器を使う
- 肌に直接触れない位置で加湿器を使う
詳しく説明します。
暖房も一緒につける
夜でもつけっぱなしで加湿器を使う場合は、暖房も一緒につけましょう。
加湿器のみをつけっぱなしにすると、部屋の温度が少しずつ下がり、水蒸気が貯まりやすくなるからです。
水蒸気が貯まりやすくなると窓や壁、カーテンなどが濡れてカビの原因になります。
暖房を切る際には、必ず加湿器も切るようにしましょう。
水がなくなると自動的に電源が落ちる加湿器を使う
夜に加湿器をつけっぱなしにする時は、水がなくなると自動的に電源が落ちる加湿器を使うことが大切です。
タンクに水がなくなった状態で加湿器を使い続けていると、空焚きの状態になり火事を起こしてしまう事も。
つけっぱなしで寝る場合は、水がなくなると自動的に電源が切れる加湿器を使うと安心です。
ただし、海外製の加湿器は自動停止装置がついていないものがあるので、こまめにタンクを確認し、水の補給を忘れずに行いましょう。
肌に直接触れない位置で加湿器を使う
加湿器をつけっぱなしで寝る時には、蒸気が肌に直接触れない位置に置きましょう。
蒸気は肌を保湿すると思っている方も多いようですが、実は加湿器の蒸気は部屋を加湿するもので、肌の保湿をするわけではありません。
加湿器の蒸気は水なので、肌に触れると蒸発してしまいかえって乾燥します。
肌に蒸気が直接触れる位置には置かないように心がけましょう。
加湿器をつけっぱなしにすると電気代はどれくらいかかる?
加湿器をつけっぱなしにすると電気代はどれくらいかかるのでしょうか?
4つの加湿方法ごとに詳しく紹介します。
- 気化式の場合
- スチーム式の場合
- 超音波式の場合
- ハイブリッド式の場合
気化式の場合
気化式の加湿器は水を含んだフィルターにファンで風を当てて気化して加湿します。
気化式の加湿器の電気代は1時間で0.1円〜0.5円なので、1日中(24時間)つけっぱなしにした場合、2.4円〜12円となります。
したがって、1ヶ月の電気代は72円〜360円とかなり安いといえます。
気化式の加湿器は他の加湿器に比べて電気代が比較的安いので、1日中つけっぱなしにする場合にはおすすめです。
(参考サイト:価格.com)
スチーム式の場合
スチーム式の加湿器は、ヒーターで水を加熱して蒸気を発生させファンで室内に送って加湿します。
そのため電気代はそれなりにかかってしまいます。
スチーム式の電気代は1時間で3.5円〜7円なので、1日(24時間)で84円〜168円、1ヶ月で2,520円〜5,040円にもなります。
他の加湿器より高い電気代になるので、つけっぱなしで使うのではなく短時間で使うのがおすすめです。
(参考サイト:価格.com)
超音波式の場合
超音波式の加湿器をつけっぱなしにした場合も電気代は若干高くなります。
超音波の振動によって水を霧状にしたものを室内に送り出す加湿器で、ヒーターでの加熱がない分、スチーム式よりは安くなっています。
1時間0.7〜1.1円なので1日中(24時間)つけっぱなしにすると16.8〜26.4円です。
つまり1ヶ月の電気代は、504円〜792円とスチーム式の加湿器よりは安いですが、気化式よりも少し高くなります。
1日中ではなく夜寝る時だけなど時間を決めてつけるのが良いでしょう。
(参考サイト:価格.com)
ハイブリッド式の場合
ハイブリット式の加湿器には、スチーム式と超音波式を組み合わせた「加熱超音波式」とスチーム式と気化式の仕組みをうまく取り入れた「加熱気化式」の2種類の加湿方法があります。
ハイブリット式の加湿器をつけっぱなしにした時の電気代は、「加熱超音波式」と「加熱気化式」で異なります。
では、加熱超音波式と加熱気化式をそれぞれつけっぱなしにしたら電気代はいくらになるのでしょうか?
以下の表にまとめました。
加湿方法 | 電気代 | |
加熱時 | 非加熱時 | |
加熱超音波式 | 1.6円/時
38.4円/日 1,152円/月 |
0.7〜1.1円/時
16.8円〜26.4円/日 504円〜792円/月 |
加熱気化式 | 4.1〜5.4円/時
98.4円〜129.6円/日 2,952円〜3,888円/月 |
0.1〜0.5円/時
2.4円〜12円/日 72円〜360円/月 |
(参考サイト:価格.com)
加熱している時の電気代は、加熱気化式の方が高いですが、加熱していない時は加熱超音波式の方が割高になります。
つまり、加湿器をつけっぱなしにしたいならば加熱超音波式の加湿器を使った方が電気代が安くなるのでおすすめです。
まとめ
冬の室内が乾燥した時活躍するのが加湿器ですが、つけっぱなしにしてもいいのか迷いますよね。
つけっぱなしにしても問題はないのですが、安全性や電気代が気になります。
本記事では、加湿器のつけっぱなしは可能なのか、またつけっぱなしにした時の注意点と電気代を紹介しました。
本記事で紹介した注意点や電気代を参考に、上手に加湿器を使ってみてくださいね。
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