旅育の効果とは?子どもに与える影響と成功させるためのポイントを紹介
最近注目されている「旅育」ですが、聞いたことはあるけど、具体的にどんな効果があるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
実は旅育は、子どもの成長に大きく影響を与える効果があると言われています。
本記事では、旅育の効果と成功させるポイントをご紹介します。
旅行は家族で非日常を味わえる楽しいイベントですね。
旅行を楽しいだけで終わらせず、子どもの成長に役立たせる事ができたら一石二鳥です。
旅育を実践して、より充実した旅行をとお考えの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
旅育とは?
最近注目されている「旅育」とは、旅行を通して子どもの成長を育む事を目的としたものです。
旅行をしようとなった時に、大体は親が行き先を決めてスケジュールを立て、支度をするという流れで進めることが多いでしょう。
しかし子どもの成長を意識した「旅育」では、準備・計画の段階から子どもを参加させ、一緒に旅を作り上げていきます。
子どもにとっては、自分が行きたい場所ややってみたいことが取り入れられた旅行になりますから、ワクワク楽しみながら自主性を育むことができます。
普段の生活とは違った非日常を体験しながら、知識や興味の幅や価値観を広げて、人として成長することができます。
旅育の効果
旅育を意識すると楽しい思い出が残るだけでなく、子どもの成長にいい影響を与える旅行になります。
旅育によって得られる主な効果には、以下のようなものがあります。
- さまざまな価値観や文化に触れる
- 脳の発達を促す
- 親子の関係を良好にする
- コミュニケーションを学べる
- 学習意欲の向上につながる
それぞれの効果について詳しく解説します。
さまざまな価値観や文化に触れる
旅行は、さまざまな価値観や文化に触れる良い機会です。
基本的に親の行動範囲の中で生活する子どもは世界が狭く、身近な大人のいうことやすることが常識だと捉えます。
しかし、所変われば常識が非常識に一転することもあるものです。
新しい価値観や世界観を知ることで、子どもの視野も広がることでしょう。
また、旅先の国や地域の文化を知ることもできます。
子どもの頃からいろんな価値観や異文化を知ると考え方の器が広がり、大きくなった時に物事を柔軟に受け入れることができるようになるでしょう。
脳の発達を促す
旅は脳の発達を促すと言われています。
非日常の体験ができる旅行では、見るもの聞くもの触れるものが初めての場合が多く、脳がたくさんの刺激を受けるのです。
また、身をもって体験したことは記憶や知恵として脳に強く刻まれます。
特に脳の成長が著しく、何でも吸収する幼少期の旅育は、子どもの発育に良い影響を与える可能性があります。
親子の関係を良好にする
旅は親子の関係を良好にします。
日頃は仕事や家事、子育てに追われて、子どもとゆっくり会話をする時間が取れない方も多いでしょう。
しかし旅行の最中は、多忙な日常から離れて子どもとじっくり向き合ういい機会です。
親が一緒に楽しく過ごすのは、子どもにとってはとても嬉しく安心できるものです。
お互いに開放的な気分になれるので、いつもに増して会話が弾むことでしょう。
コミュニケーションを学べる
旅ではコミュニケーションを学べるので、コミュニケーション能力の向上に繋がります。
前述しましたが、旅先では開放的な気分になり会話が弾みやすいものです。
初めて体験したことを伝えたり、共に楽しんでくれる相手がいたりするというのは子どもの自信につながるので、積極的にコミュニケーションを取るようになるでしょう。
また、旅先ではお互いを思いやる気持ちが大切です。
お互いを思いやる優しい気持ちもコミュニケーション能力の向上になりますね。
学習意欲の向上につながる
旅は学習意欲の向上につながります。
子どもは好奇心が旺盛で、特に興味のあることを知りたがりますよね。
旅行は、知らなかったことを知る貴重な機会です。
知らなかったことを知る悦びを味わうと、成長過程で学習する時も、楽しみながらさまざまなことに取り組めるようになるでしょう。
旅育のポイント
旅育には子どもの成長に大きな影響を与える効果があります。
ここでは、旅育をより効果的に進めるポイントをご紹介します。
- 計画や準備から子どもと一緒にやる
- 旅の目的を設定する
- 本物に触れさせる
- 子どもと別々で過ごす時間をとる
- 形として思い出に残す
計画や準備から子どもと一緒にやる
計画や準備から子どもと一緒に進めましょう。
家族で旅行をする時は、親が計画や準備をしてしまいがちです。
しかし旅育では旅行先を決めることから始まり、やりたいことやスケジューリング、持ち物のリストアップなど出発前の準備段階から子どもと一緒に進めていきます。
親が計画したものを一方的に子どもに伝えるのではなく、子どもの意見も取り入れながら、子どもと旅を作り上げるということですね。
旅の目的を設定する
旅育では、旅の目的を設定するのがおすすめです。
目的の設定というと大きな事を考えるかもしれませんが、ルールを設けるというようなことで構いません。
例えば、起床時間を決めて朝食の時間までには身支度を終える──などです。
または年齢に応じて役割を与えるのも良いでしょう。
例えば「入場券を買ってきてもらう」「ホテルのフロントで鍵の受け渡しをする」などです。
子どもが意識的にする事で、責任感も生まれるでしょう。
ルールを守ったり役割を達成したりしたら、おもいっきり褒めてあげましょう。
成功体験が子どもの自信につながります。
本物に触れさせる
本物に触れさせることも大切で、子どもの五感が刺激されます。
普段、映像や図鑑などでしか見たことのないものを、実際に目で見て触れることは子どもにとってとても貴重な体験です。
本物に触れることで、二次元で見ていたものとは違った印象を受け、いつまでも記憶に残るでしょう。
子どもと別々で過ごす時間をとる
子どもと別々で過ごす時間をとるのも必要です。
四六時中一緒に過ごすのもいいですが、ストレスに感じることもあるかもしれません。
親も興味のあることを存分に楽しみながら、リフレッシュをしたいですよね。
そんな時間を持つために、子どもだけで参加できる体験教室を利用するのがおすすめです。
「子どもだけで大丈夫かな?」「ちゃんとやってるかな?」と気になるかもしれませんが、意外と親が付いていない時の方が、子どもはしっかりするものです。
子どもが嫌がらなければ、安心して参加させてあげましょう。
形として思い出に残す
楽しい旅を終えて家に帰ったら、できるだけ早いうちに形として思い出に残すのがおすすめです。
旅行中を振り返りながら、パンフレットや入場券、写真などをスクラップブックにまとめるといいでしょう。
文字が書ける年齢なら、一言感想を添えると、更に思い出深くなるでしょう。
ポイントは、旅の思い出を鮮明に記録できるよう、できるだけ早くに取り組むことです。
まとめ
「旅育という言葉を最近耳にするけど、どんな効果があるのだろう?」と興味をお持ちの方は多いでしょう。
旅行は家族で楽しめるイベントです。
実は子どもに積極的に参加させて旅行を楽しむ機会は、子どもの成長や心の安定に大きく寄与します。
本記事では旅育で得られる効果と、旅育を成功させるポイントをご紹介しました。
旅行を「楽しい」だけで終わらせず、子どもの成長にも役立てたいとお考えの方は、ぜひ本記事を参考にして実践してみてくださいね。
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