基礎化粧品の選び方がわからない…今さら聞けないスキンケア選びの基準とコツ
「自分の肌に合った基礎化粧品を選びたい!」
とはいえ、肌の状態は年齢や季節によっても変化するため、どのように選んだらよいかわからず困りますよね。
本記事では、自分に合った基礎化粧品の選び方やコツについてご紹介します。
基礎化粧品をどう選べばよいかわからずお悩みの方は、参考にしてくださいね。
基礎化粧品の選び方がわからない!何を基準に選べばいいの?
基礎化粧品といってもたくさん種類があって、何を基準に選べばいいのかわからなくなりますよね。
人によって肌の状態は違うので、値段だけで決めてしまうと、自分の肌に合わない可能性があります。
そこで、何を基準に選べば良いのか迷った時には、「年代」「肌質」「季節」を基準に選びましょう。
これらの3つの基準について、詳しく説明していきます。
年代によって肌悩みは違う!年齢に合わせて選ぶ
肌の悩みは年代によって違うので、基礎化粧品はそれぞれの年齢に合わせて選びます。
10代から20代では、まず自分の肌質を知ることが大切なので、化粧品を選ぶ際には自分に合っている成分かどうかを見極めることも必要です。
- 20代前半・・・皮脂が多い傾向にありニキビができやすいため、肌に優しくて刺激の少ない化粧品がおすすめ。
- 20代後半・・・皮脂量や水分量が減少することで肌荒れを起こしやすいので、保湿成分が配合された化粧水を選ぶとよい。
- 30代・・・シミや小じわなどの悩みが増えてくるため、エイジングケアを意識した化粧品を選ぶとよい。
- 40代以降・・・自分の肌質を理解している方が多いので、自分の肌の悩みを解消してくれて、尚かつハリツヤのある美しい肌を目指せる化粧品を選ぶとよい。
肌質は人それぞれ!肌の油分量や水分量に合わせて選ぶ
基礎化粧品は、肌質に合わせて選ぶことが大切です。
肌質は次の5つに分類でき、自分の肌質を知っていると化粧品選びに役立ちます。
- 普通肌・・・水分量・皮脂量ともにバランスがよく、肌のキメも細かくて肌トラブルのない理想的な肌質。
- 脂性肌・・・水分量と皮脂量のどちらも多く、肌にテカりがあり、メイクが崩れやすく大人ニキビができやすいのが特徴。皮脂トラブルが起こりやすく、肌表面のベタつきが目立つ。
- 乾燥肌・・・水分量・皮脂量のどちらも不足していて、頬や目のまわりや口まわりが特に乾燥しやすく、洗顔後に肌がつっぱる。
- 敏感肌・・・肌トラブルやアレルギーなどで不安定な肌質。常に肌が乾燥しやすく、スキンケア時やメイク時に肌がピリピリしたり、刺激やかゆみがでたりするのが特徴。化粧品そのものの刺激によって肌に赤みが出てしまうこともある。
- 混合肌・・・部分ごとに状態が異なる肌質で、目のまわりや頬などは乾燥するのにTゾーンは皮脂が多くテカりやすい。
季節によって肌状態は変わる!大気環境に合わせて選ぶ
肌は気温や湿度・紫外線量などに影響を受けやすく、季節によって肌状態が大きく変化するため、大気環境に合わせて基礎化粧品を選びます。
季節によって起こりやすい肌トラブルには、次のようなものがあります。
- 春・・・花粉や強風によるホコリ、寒暖差などで肌ストレスが生じ、過敏になりやすい。肌についたホコリや老廃物をきれいに落として保湿することで、肌のバリア機能が向上する。紫外線も増えてくるので日焼け対策も重要。
- 夏・・・汗により皮脂の量が増え、ニキビができやすくなる。強い紫外線による日焼け・シミ・そばかす・肌のごわつきなどにも注意が必要。日焼け止めにより肌を保護し、紫外線による肌の乾燥を防ぐため水分補給も重要。
- 秋・・・やや乾燥しているものの、気温・湿度は安定した季節。目元や口元などのカサつきに注意。美白と保湿を中心に行い、夏場に受けた肌ダメージのケアをすること。
- 冬・・・乾燥によるカサつきや肌荒れが起こりやすく、しわも目立ちやすくなる。保湿を十分に行い、マッサージや入浴で血液循環を良くすること。
値段が高いほど肌がきれいになる?基礎化粧品の選び方のコツ!
化粧品は、値段が高いほど肌がきれいになるというものではありません。
高い化粧品にはそれなりに多くの原料が使用されており、それらの原料が自分に合っているかどうかは、実際に使ってみないとわかりません。
買ってしまってから「使えない」とならないよう、基礎化粧品の選び方のコツを4つご紹介します。
- 「値段が高いほど効果が高い」は誤り!
- 口コミを参考にするなら自分と似た年齢・肌質の人を
- 合うスキンケアは変化する!定期的に基礎化粧品の見直しを
- 肌に合うか確かめよう!まずはサンプル・ミニボトルから
「値段が高いほど効果が高い」は誤り!
基礎化粧品を選ぶ時には、値段が高いほど良い成分が入っていて肌に良いものばかりだと思い込みがちですが、それは誤りです。
一般的に、化粧品の値段にはその化粧品の開発にかかった研究費用などが含まれています。
値段が高くなりやすいのは、配合するのが難しい成分や貴重な成分などが入っている場合です。
肌のどこまで浸透するか、使用された成分や量によって効果は変わるものの、安い化粧品にも効果はあります。
例えば、高い化粧品は成分含有量が多いためすぐに効果を実感しやすいのに対し、安い化粧品は継続して使うことで徐々に効果を実感。
また、成分や肌への効果は大差ないものでも、ブランドやパッケージによって値段は変わってきます。
そのため、基礎化粧品は値段が高いほど効果が高いとはいえないのです。
口コミを参考にするなら自分と似た年齢・肌質の人を
新しく基礎化粧品を購入する前に、口コミを参考にするなら、自分と似た年齢や肌質の人の口コミを見るのがコツです。
例えばニキビや毛穴の汚れなどが気になる若年層なら、皮脂分泌が活発で活性力がある肌をもつ、10代〜20代の方の口コミを参考にしましょう。
エイジングが気になり、シミ・しわ・乾燥・美白などの成分を配合しているものを選びたいなら、自分と同じ肌質で同年代の人の口コミが参考になります。
合うスキンケアは変化する!定期的に基礎化粧品の見直しを
年齢や季節によっても肌は変化しているため、自分に合う基礎化粧品を選ぶには、定期的な見直しが必要です。
10代のころから使用している化粧品を、年齢を重ねてからも使用している人もいます。
しかし、皮脂分泌が盛んな10代と乾燥しやすい30代以降の肌質は異なり、同じものを使い続けるのはおすすめできません。
また、季節によっても肌質は大きく変わります。
夏にはさっぱりタイプや美白アイテム、冬にはしっとりタイプや保湿アイテムを加えるなど、季節に合った基礎化粧品を選びましょう。
肌に合うか確かめよう!まずはサンプル・ミニボトルから
新しく基礎化粧品を選ぶ時には、まずサンプルやミニボトルから始めて、自分の肌に合うかどうか確かめることをおすすめします。
初めて使う化粧品は、自分の肌に合うかどうかわからず心配ですよね。
新しく購入してしまってから「肌がピリピリする」などのトラブルがあっては困ります。
サンプルやミニボトルには、1週間くらい使える程度の量が入っているので、自分に合っているかどうか見極めましょう。
成分にも注目してみよう!【目的別】基礎化粧品の選び方
自分に合う基礎化粧品を選ぶには、「効果がある」「美しくなる」という言葉に飛びつかず、どんな成分が入っているのかを知ることが大切です。
そこで、目的別に注目したい成分をご紹介します。
- 保湿力を重視するならセラミドやヒアルロン酸
- 美白ケアを重視するならトラネキサム酸やビタミンC誘導体
- アンチエイジングを重視するならレチノールやナイアシン
保湿力を重視するならセラミドやヒアルロン酸
保湿力を重視した基礎化粧品を選ぶなら、次の2つの成分に注目してみましょう。
- セラミド・・・肌の潤いを維持するのに欠かせない細胞間脂質の約半分を占めていると言われ、美肌に必要不可欠な成分。
- ヒアルロン酸・・・もともと肌の中にあり、水分をたっぷり抱え込む働きがある成分。
保湿効果があり、肌が乾燥する時におすすめです。
美白ケアを重視するならトラネキサム酸やビタミンC誘導体
白くてキメの整った肌を目指したい時には、次の2つの成分が含まれている基礎化粧品を選ぶと効果的です。
- トラネキサム酸・・・美白、特に肝斑に対して効果を期待できる成分。プラスミンの働きやメラニンの移動を抑える働きがある。
- ビタミンC誘導体・・・メラニンの還元を促したり、色を薄くしたりする働きがある。
シミやくすみなどでお悩みの方におすすめです。
アンチエイジングを重視するならレチノールやナイアシン
年齢を重ねシワやたるみが気になる時には、次の2つの成分に注目して基礎化粧品を選びましょう。
- レチノール・・・ターンオーバーを促して肌の基底層を厚くする効果を期待でき、シミ・シワ・たるみ・毛穴の開きなどに有効に働く。
- ナイアシン・・・シワ改善の効果を期待でき、細胞への代謝をサポートする働きがある。
肌を保湿し、乾燥小じわやシワに効果を得たい方におすすめです。
まとめ
自分に合った基礎化粧品の選び方やコツについてご紹介しました。
基礎化粧品にはたくさんの種類があるので、年代や肌質・季節に応じて目的に合ったものを選ぶことが大切です。
基礎化粧品をどう選べばよいかわからずお悩みの方は、参考にしてみてくださいね!
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