老後は賃貸が借りられないの?理由は?どうすれば借りられる?
「老後は新しい土地で家を借りたい」
「高齢だけど今の賃貸物件にそのまま住みたい」
そんな時、高齢であることを理由に賃貸契約をしないと言われたら困りますよね。
しかし、必ずしも高齢者が賃貸契約を断られるわけではありません。
本記事では、老後にどうしたら賃貸物件を借りられるか、その方法をご紹介します。
高齢だけど賃貸物件を借りたいとお考えの方は参考にしてくださいね。
老後に賃貸が借りられないって本当?借りにくくなる理由とは
高齢になると、賃貸物件を契約するのが難しくなるといわれています。
それにはどのような理由があるのでしょう。
老後は賃貸に住めないわけではない!
老後は賃貸物件を借りにくいとはいえ、すべての高齢者が賃貸に住めないわけではありません。
賃貸物件は、家主が貸しても良いと判断すれば高齢者も借りられます。
しかし、一般的には安定した収入を得られる年齢層に部屋を貸したいと考える家主が多いのも事実です。
老後は家賃の支払いに不安が出るので借りにくくなる
老後に賃貸物件を借りにくくなるのは、家賃の支払いが心配だからです。
毎月必ず家賃を支払ってくれる保障がなければ、家主は不安で貸せなくなりますよね。
そのため、すでに仕事を退職して年金のみで生活をしている高齢者は、どうしても賃貸物件を借りにくくなるのです。
保証人の有無など信用の問題が影響することも
家主の不安の一つでもある保証人の有無が、賃貸物件を借りる際には影響しがちです。
賃貸物件の多くは連帯保証人が必要になります。
老後はしっかりとした収入のある家族や親戚が保証人になってくれるかどうかが重要です。
孤独死などの物件への影響を考えて貸し渋る家主もいる
高齢者の一人暮らしは、孤独死などのリスクがあることから、物件を借りにくくなります。
借りていた部屋で孤独死となると、その部屋は「事故物件」として扱われるので、次の契約者が見つかりにくくなるのです。
そのため、たとえ支払いの不安がなくても、賃貸物件を貸し渋る家主もいます。
どうしたらいい?老後に賃貸を借りられないときの対処法
老後に、いざ賃貸物件を借りようとしたら断られた…となると、とても困りますよね。
ここでは、老後に賃貸物件を借りられないときの対処法を5つご紹介します。
- 近くに身内が住んでいることをアピールする
- 現役で働いている人に保証人となってもらう
- 高齢者向けの居住支援を受ける
- 高齢者歓迎物件から探す
- 思い切って物件購入に踏み切る
1つずつ詳しく説明していきます。
1. 近くに身内が住んでいることをアピールする
老後に賃貸物件を借りられなくて困ったら、まずは身内が近くに住んでいて、サポートしてもらえることをアピールしましょう。
家主も、孤独死の心配や金銭的な心配をしないで済めば、安心して貸せますよね。
2. 現役で働いている人に保証人となってもらう
老後に賃貸物件を借りられないときは、現役で働いている人に保証人になってもらうのも手です。
安定した収入がある人が保証人であれば、家賃を滞納される心配もないので、家主としては安心して貸せます。
3. 高齢者向けの居住支援を受ける
各自治体には高齢者居住支援事業があるため、老後に賃貸物件を借りられないときは、その支援を受ける方法もあります。
賃貸住宅の情報提供をしてくれるほか、保証人がいない高齢者のために全国保証機構の加盟保証会社を紹介してくれます。
4. 高齢者歓迎物件から探す
老後に賃貸物件を借りるなら、「高齢者歓迎」や「高齢者可」といった物件から探すのもおすすめです。
高齢者が安心して暮らせる物件がそろっています。
病院の近くやバリアフリーなど、気になる条件をクリアできる物件も多く、探しやすいでしょう。
5. 思い切って物件購入に踏み切る
高齢者が借りられる賃貸物件が見つからない場合、思い切って物件を購入するという考え方もありますね。
物件を購入すれば、資産として残せます。
だた、賃貸より確実に、必要な金額は高くなるでしょう。
老後でも賃貸は借りられる!物件選びのポイント
老後でも賃貸物件が借りられるとわかったところで、実際に物件を選ぶためのポイントを4つご紹介します。
- 無理のない家賃である
- 近くに親族が住んでいる
- 医療機関やスーパーが近い
- 階段や段差が少ない
1つずつ説明していきます。
1. 無理のない家賃である
老後に賃貸物件を借りるには、無理のない家賃の物件を選ぶのがポイントです。
共益費や管理費などがある場合は、それも含めての金額になります。
毎月支払っていくものなので、無理のない金額でないと長く住み続けることができません。
2. 近くに親族が住んでいる
近所に家族や親戚が住んでいる場所で物件を探すのも、老後に賃貸物件を借りるときのポイントです。
近くに誰も知っている人がいないのは不安ですよね。
何かあったときに、すぐに駆け付けてくれる人がいる場所なら、貸す側の家主も本人も安心なのではないでしょうか。
3. 医療機関やスーパーが近い
老後に賃貸物件を借りる際には、医療機関やスーパーが近いところを選びましょう。
常に体調が良いとは限らないため、いざというときに医療機関がそばにあれば安心です。
また、買い物で重いものを持って帰ることを考えると、スーパーが近いことも外せない条件だといえます。
4. 階段や段差が少ない
老後はやはり、家の中に階段や段差が少ない物件を選ぶのもポイントです。
高齢者になると、少しの段差でもつまずいて転ぶように…。
いつまでも健康で人生を楽しむためにも、バリアフリーに近い物件を選ぶとよいでしょう。
まとめ
老後に賃貸物件を借りられない理由や、借りる方法を紹介しました。
高齢者は賃貸物件を絶対に借りられないわけではありません。
家主が安心して貸せるようなポイントを抑えてアピールできれば、借りられる物件はあります。
賃貸物件を借りたい高齢の方は、本記事を参考にして、老後に住みやすく契約しやすい賃貸物件を探してみてください。
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